課題名 | キチナ-ゼ・グルカナーゼ遺伝子導入による耐病性系統の作出 |
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課題番号 | 1999000685 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研) |
研究分担 |
生物工学・遺伝設計研(農研セ) |
研究期間 | 新H10~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 環境保全の立場から低農薬農業が求められているため、イネにおいても良食味でかつ病害に強い新品種の作出が急がれている。そこで、担当研究室においてイネから単離されたキチナーゼおよびグルカナーゼの各遺伝子を利用して、いもち病などの病害に対して抵抗性が高められた形質転換イネを作出することを目的とする。10年度は、キチナーゼを恒常的に産生している形質転換イネを作出し、それらのいもち病抵抗性を検定した。11年度は、グルカナーゼ遺伝子をイネに再導入し、遺伝子の発現量、いもち病抵抗性などを検定するとともに、キチナーゼ導入イネの閉鎖系・非閉鎖系温室での安全性を評価する。12年度は、必要に応じて、ベクターの改良と新たな組換えイネの作出を行う。また、後代においても安定的に強いいもち病抵抗性を示す系統を選抜する。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 いもち病 新品種 抵抗性 農薬 良食味 |