課題名 | フロートマット水耕の経営的評価(11) |
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課題番号 | 1999003001 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
総合研究・総研3 |
研究期間 | 完H07~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 簡易湛液水耕装置であるフロートマット水耕導入によるホウレンソウ生産の経済性と定着条件を事前評価した。慣行土耕栽培に比べ、年間作付回数が増え、出荷袋数は夏期に1~2割上回ったが冬春秋期は2~3割下回った。通年の導入を想定した場合、水耕装置に要する経費を差し引いた10a当たり所得は土耕栽培をやや下回ると試算された。フロートマット栽培では育苗準備と移植の作業時間の改善が課題だが、出荷量が少なく労力に余裕のある夏期のみに導入した場合、現行所得水準を確保するには収量が土耕を5割上回る必要があり、より一段高い技術的な改善が必要と判断された。別途課題で土耕栽培との組み合わせによる周年栽培体系について検討する。 |
カテゴリ | 育苗 経営管理 栽培体系 出荷調整 中山間地域 ほうれんそう |