課題名 | イネ苗に発生する種子伝染性病害を抑制する拮抗微生物の拮抗機構の解明と利用技術の確立(154) |
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課題番号 | 1999003136 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
地域基盤・病害研 |
研究期間 | 継H09~H13 |
年度 | 1999 |
摘要 | イネもみ枯細菌病の拮抗微生物であるCAB-02はKing’ B培地で培養すると、イネ苗立枯細菌病菌及びもみ枯細菌病菌に対し、生育阻止円を形成した。この性質は、培地に各種Feイオンを添加することで消失したことから、当初拮抗作用にはシデロフォア様物資の関与を推定した。一方、トランスポゾンTn5の挿入により生育阻止円を形成しないCAB-02株変異株を得たが、この変異株は親株と同等の発病抑制能を有していた。このことから、シデロフォア様物質の関与は薄いと考えられた。また、16SrRNAの塩基配列に基ずく類縁性からCAB-02はB.vietnamiensisに比較的類似していた。 |
カテゴリ | 病害虫 管理技術 高付加価値 中山間地域 病害虫防除 もみ枯細菌病 |