課題名 |
てんさい種子の保存年限(77) |
課題番号 |
1999002306 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
畑作センタ・てん菜研
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研究期間 |
完S40~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
有用遺伝資源、品種並びに系統の種子の長期保存法を検討するとともに、高品質かつ高収量の一代雑種品種の採種法、有用遺伝資源の増殖に当たり、単胚性の遺伝様式を解明し、単胚性の改良法を検討した。その結果、種子の保存法に関しては、長期保存には4℃の低温条件が必須であることを明らかにした。採種法に関しては、発芽率、採種量からみた適期採種時期を積算温度が800~900℃に達する45日前後であることを明らかにした。また、採種用の母根養成に関して、世代短縮のため行っている香川県での冬期母根が北海道での夏期養成母根より初期生育が良好で採種性の良いこと、その原因を明らかにした。単胚性の遺伝様式に関しては、複胚珠性に対する選抜効果は高方向選抜群でやや変動するが、相関係数はr=0.856と選抜効果の高いこと、てんさい単胚果実における複胚珠性が遺伝的に支配される形質であることを明らかにするなど、今後のてんさい一代雑種育種研究を推進する上で必要な基礎的多くの知見が得られた。
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カテゴリ |
育種
遺伝資源
加工適性
寒地
水田
てんさい
品種
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