課題名 | カンキツの無核性に関与する制御因子の解明(116) |
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課題番号 | 1999001505 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
カンキツ・形質発現研(横浜市立大学) |
研究期間 | 継H10~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 胚珠の透明化法により、不明であった無核品種ムカクキシュウの胚形成過程を明らかにした。対照の有核品種ヒラキシュウでは、卵の分裂開始は受粉10週後で、12週後には球状胚、14週後には心臓型胚が形成されるのに対し、ムカクキシュウでは、分裂は受粉後10週頃から始まるものの、2~数回の分裂にとどまり球状胚へと発達することはなかった。雌ずいに存在するRNaseは品種間で多型を示さず、カンキツの自家不和合性はRNaseの関与しない機構を持つ可能性が高いと考えられた。 |
カテゴリ | 受粉 品種 その他のかんきつ |