課題名 | 果樹の果実肥大モデルの開発(168) |
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課題番号 | 1999001556 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
栽培・気象生態研 |
研究期間 | 完S63~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | ブドウの発芽から開花までの気象反応を実験的に明確にし、理論的なモデルを構築するため樹を人工気象室に搬入し、恒温処理を行った。その結果、発芽から開花までの日数(Nt)は処理温度が高いほど短くなった。一日当たりの発育量を発育速度(DVR)とし、その積算値をを発育指数(DVI)とする。また発芽日のDVIを0、開花日のDVIを1とすると、実験結果より、温度(T)とDVRの関係は曲線的であり、指数関数で近似できた。すなわち、DVR=0.0000353T2.25である。このモデルより対照区の開花日を推定する実測の開花日とよく一致し、モデルの有効性が示された。これらの成果は学会誌等に掲載され、また、公立場所の依頼研究員等を通して、各県で現場の試験及び技術開発に利用されている。 |
カテゴリ | 生育予測 ぶどう |