課題名 | ハダニ防除における土着天敵の有効利用(215) |
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課題番号 | 1999001614 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
保護・虫害研 |
研究期間 | 継H08~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 果樹ハダニ類の防除に最適な土着天敵群集を解明するため、主要な昆虫天敵であるハダニアザミウマ、ヒメハダニカブリケシハネカクシ、キアシクロヒメテントウの幼虫において、餌となるハダニの種の違いが発育に及ぼす影響を調べた。用いた餌種は、ナミハダニ、オウトウハダニ、クワオオハダニの卵および第2若虫である。アザミウマではいずれの餌においても蛹までの発育率は75%以上と高かった。一方、ハネカクシとキアシでは、クワオオハダニ卵を餌としたとき、大部分が1齢のうちに死亡し、蛹までの発育率は約10%と低かった。固い殻を持つクワオオハダニ卵はこれらの1齢幼虫にとって捕食するのが難しく、適した餌ではないと考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 おうとう 生物的防除 土着天敵 防除 |