課題名 | 国内外産米の理化学的特性の評価(122) |
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課題番号 | 1999004473 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
研究分担 |
生産利用 |
研究期間 | 継H09~H11 |
年度 | 1999 |
摘要 | 10年度は、米の食味に影響を与える香りに関して、「香り米」の香り成分である2-アセチル-1-ピロリンを中心とした特性の評価を検討した。重水素標識2-アセチル-1-ピロリンを合成し、ガスクロマトグラフ/マススペクトロメトリーを利用し同位体希釈法で定量した。非香り米ジャポニカ種では、従来この物質は検出されていなかったが、測定方法を改善することにより、コシヒカリなどの高品質米には、微量ではあるが含まれていることがわかった。また、国際的に香りの評価が高い東北タイ産「カオドマリ105」では、コシヒカリの50倍近くの濃度が検出され、2-アセチル-1-ピロリン含量が「香り」品質に寄与することがわかった。 |
カテゴリ | 香り成分 加工 品質保持 良食味 |