課題名 | 飼料作物の多湿ストレス適応機構の生理学的解明(87) |
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課題番号 | 1999001231 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
生産利用・栽培生理研 |
研究期間 | 完H08~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 飼料作物における多湿ストレス適応機構の草種間差異を明らかにするために、湛水処理に対する根の反応の違いについて検討した。栽培ヒエやオオクサキビの湛水耐性の強い草種は、ギニアグラスやとうもろこし等の湛水耐性の弱い草種に比べて、表層根や根中空隙を発達させる能力に優れ、湛水に遭遇すると表層根を著しく増加させ、根中空隙量を増加させることが明らかとなった。また、これらの草種は、低酸素条件下でも好気的呼吸を維持する能力に優れ、湛水処理を行っても根中のATP含量が低下しないことが明らかとなった。これらの特性は、湛水時の根中でのエタノール生成の抑制や根の活力維持に貢献していると考えられた。 |
カテゴリ | 管理技術 きび 軽労化 飼料作物 とうもろこし ひえ |