課題名 |
肥育素牛の低コスト育成技術の開発-F1去勢牛の放牧飼養と産肉性(146) |
課題番号 |
1999001312 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試)
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研究分担 |
放牧利用・産肉技術研
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研究期間 |
完H01~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
交雑種去勢牛の従来より早い月齢における放牧育成が、育成、肥育成績に及ぼす影響を、舎飼で粗飼料を多給し育成した牛を対照として検討した。3から10カ月齢まで輪換放牧、連続放牧および舎飼・粗飼料多給方式により育成する3区を設け、10カ月齢以降は同一条件で肥育し、肉量、肉質の変化を調べた。輪換および連続放牧育成区とも育成期間の日増体量は異常気象の年次を除くと0.7~0.8kgで、舎飼・粗飼料多給育成区と同程度であった。肥育期における体重、枝肉格付け、主要筋肉の理化学的性状の何れも育成方式による差はなく、肉量や飼料効率は25カ月齢までに、肉質は28カ月齢までに安定する傾向がみられた。以上の結果から、交雑種去勢牛を3カ月齢から放牧育成しても、発育や肉質を損なうことなく、一般市場の現状に比較して出荷適期の大きな遅延はないと考えられた。
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カテゴリ |
管理技術
出荷調整
飼料効率
飼料作物
低コスト
肉牛
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