課題名 |
水田およびその周辺の植物多様性と除草剤流出との関係解明(102) |
課題番号 |
1999000804 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研)
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研究分担 |
環境生物資材動態・除草動態研植生生態研
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研究期間 |
継H10~H14 |
年度 |
1999 |
摘要 |
新芽を食用とするジュンサイは水田の主要除草剤であるスルホニルウレア系除草剤の感受性がきわめて高いことが知られている。水田から河川に流出した水稲用除草剤の影響を調べるために、八郷町の川又川、つくば市の稲荷川の4月下旬から5月末までの水を用いて、水田雑草やウキクサ、ジュンサイの生育におよぼす影響をポットに発生させた幼植物に灌漑することにより調査した。メフェナセットやベンスルフロンメチルなど4種の除草剤の河川における水中濃度は5月中旬に急激に高まり、その後低下した。植物に対する影響は水田雑草ではほとんどみられなかったが、5月下旬にはジュンサイの成葉を縮小させ、アオウキクサの根を短縮させた。これらのことから、水田地帯の排水が集まる河川において、ジュンサイ等を活用した除草剤のモニタリングの可能性が示された。
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カテゴリ |
病害虫
雑草
じゅんさい
除草剤
水田
農薬
モニタリング
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