課題名 | 植物群落の多様性と侵入雑草の生育型戦術(202) |
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課題番号 | 1999000917 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・保全植生研 |
研究期間 | 完H05~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 人工草地及び農地周辺植生において、侵入雑草の生育型戦術と群落内ギャップ及び周辺植物との関係を調べた。人工草地で形成されるギャップの形状は、牧草種あるいは播種後の経過年数によって異なり、密度依存型ギャップと密度非依存型ギャップに分けられることがわかった。水田畦畔では、優占する雑草の種類によって種多様性が顕著に変化し、大型のチガヤ型では共存する種が多く、小型で畦畔面を十分に被覆するトウキョウチクトウ型では少なかった。また匍匐型雑草の被覆度が増えると、その他の侵入雑草の現存量は少なくなることが確かめられた。以上から雑草と周辺植物との相互作用を検討し、雑草は農業生態系保全にとって有害な効果とともに有用な効果をもつことを明らかにした。 |
カテゴリ | 病害虫 管理技術 雑草 水田 播種 評価法 |