課題名 | 牛の寄生虫感染症に対するサイトカインによる予防技術の開発(147) |
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課題番号 | 1999004038 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家衛試) |
研究分担 |
総合診断・放牧病研 |
研究期間 | 継H09~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | 消化管内線虫感染に対するインターフェロンガンマ(IFNγ)の影響を明らかにするため,乳頭糞線虫感染牛に組換え牛IFNγ,あるいは対照液を感染後0日から15日まで連日腹腔内投与した.その結果,IFNγ投与群において感染初期の血中好酸球及び急性相蛋白の増加が抑制され,感染中期の糞便内虫卵数が高値であった.さらに,感染後期まで特異IgG1抗体の増加が対照液投与群に比べ軽度であった.以上より,IFNγ投与により感染に対する生体応答の一部が抑制されるため,消化管内線虫の寄生が亢進することが示唆された.内因性IFNγ産生を抑えることにより消化管内線虫の寄生を抑制できる可能性が考えられる. |
カテゴリ | 病害虫 環境制御 治療法 防除 薬剤 予防技術 |