課題名 |
害虫及び天敵への外来遺伝子導入に関する基盤的研究-エビガラスズメ卵への遺伝子導入法の開発- |
課題番号 |
1999003713 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
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研究分担 |
遺伝育種・発生分化研
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研究期間 |
新H11~H13 |
年度 |
1999 |
摘要 |
欧米ではショウジョウバエに次ぐ実験昆虫としてタバコスズメガが多用されているが、タバコスズメガでは未だ遺伝子導入法が確立していないため遺伝子レベルの研究はあまり進んでいない。本課題では、タバコスズメガの近縁種であるエビガラスズメを用いて遺伝子導入法を開発し、エビガラスズメの実験昆虫としての有用性を一層高めることを目的とする。11年度はエビガラスズメを確実に封じ込める飼育法を確立するとともに、遺伝子導入に適した発生ステージを探索する。12年度はエビガラスズメ卵へのDNA注入法を開発する。13年度はベクターの発現効率や適否などを調べる。これによりエビガラスズメにおける遺伝子導入が可能となり、体色変異や蛹休眠等カイコやショウジョウバエでは見られない現象の分子レベルの解析や、天敵昆虫への遺伝子導入技術開発へ応用されることが期待される。
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カテゴリ |
育種
カイコ
害虫
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