酵素を用いた有用物質の合成(97)

課題名 酵素を用いた有用物質の合成(97)
課題番号 1999003774
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
研究分担 機能開発・低分子研
研究期間 完H09~H10
年度 1999
摘要 酵素リパーゼを使用したエステル交換反応により、キボシトラカミキリ性フェロモンである(2S、3S)―2、3―オクタンジオールを合成した。さらに光学活性カルボン酸αMNPA(2-メトキシ-2-(1-ナフチル)プロパン酸)を構造解析用試薬として合成し、モノテルペンアルコールの光学分割に使用した。その結果、医農薬の重要合成原料であるシトロネロールの光学純度検定法を確立した。実際にクロクサアリの頭部に含まれ、警報フェロモンとして機能するシトロネロールをαMNPAを用いて分析し、天然物の絶対立体化学がS配置であることを明らかにした。αMNPAの効率的な合成法の確立と昆虫代謝産物分析への応用が今後の課題として残された。
カテゴリ 病害虫 機能性成分 性フェロモン 農薬 フェロモン

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