課題名 | 花き類の新病害・ハナスベリヒユ青枯病とトリトマ苗立枯病 |
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課題番号 | 1999001729 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
花き環境・病害研 |
研究期間 | 単H10~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 三重県安濃町で発生したハナスベリヒユの青枯症状とトリトマの苗立枯症状について、その原因を明らかにするため、病原菌の分離、病原性の検討と病原菌の同定を行った。ハナスベリヒユは青枯れ状となった後に枯死し、維管束の褐変がみられた。維管束からの分離細菌に病原性が確認され、トマトとスベリヒユも発病した。病原細菌は細菌学的性状から、Pseudomonas (Ralstonia) solanacearumのbiovar ■と同定された。トリトマの苗立枯れ症状から高率に分離されたPythium属菌に病原性が確認され、形態的特徴からP. aphanidermatumと同定された。これら病害は、わが国では未記載であり、それぞれ、ハナスベリヒユ青枯病およびトリトマ苗立枯病と呼ぶことを提案した。 |
カテゴリ | 病害虫 青枯れ病 立枯病 トマト なす 病害虫防除 予察技術 |