課題名 | 養殖魚類への白点虫の感染予防技術の開発(68) |
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課題番号 | 1999006287 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
病理・病生研 |
研究期間 | 継H10~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 三重県のA養魚場において秋季の白点虫発生状況および環境条件のモニタリングを行った結果、9月中旬に白点虫症の大量発生が観察された。白点虫のシストの発達が水中の溶存酸素量に影響されるというこれまでの実験結果と併せ考えると、海水の垂直混合および台風による底層への酸素供給が大量発生の引き金になることが示唆された。また、大量発生時に底泥中のシストの計数を試みたが、計数はできなった。大量発生時に、A養魚場から他水域に移動したマダイ生簀では、白点虫による被害の拡大を防ぐことができたが、生簀の移動を行わなかった近隣のマダイ養殖場では、飼育魚が白点虫の寄生によりほぼ全滅し、生簀移動の有効性が実証された。 |
カテゴリ | 病害虫 防除 モニタリング 予防技術 |