漁場生産力モデル開発のための基礎的研究(73)

課題名 漁場生産力モデル開発のための基礎的研究(73)
課題番号 1999005992
研究機関名 西海区水産研究所(西海水研)
研究分担 漁業資源資源管理水産業研究・海区産業研資源培養研生態研浮魚生態研
研究期間 継H08~H12
年度 1999
摘要 10年度は九州西岸域を中心とした調査船調査を6月に実施し、水質および動物プランクトン等、低次生産環境に関する調査を行うとともに、長江流域の大洪水にともなう東シナ海への低塩分水伝播に関する情報を得た。また、過去2年間の調査結果の解析から、五島列島周辺海域の低次生産環境の概要をとりまとめた。この海域は黒潮系水の影響で周年高温・高塩分傾向を示すが、水深の浅い五島灘や五島西方海域では、夏季に顕著な塩分の低下が認められ、冬季は海面冷却により海底まで鉛直混合が進み、表層への栄養塩の供給が活発となる。成層化が始まる2~3月には珪藻類を中心とした植物プランクトンの増殖が活発となり、特に五島列島北部周辺海域で顕著で、カイアシ類を中心とした動物プランクトンの個体数とプランクトン沈殿量も多い傾向が認められた。11年度は年変化の解析とともに、漁場生産力を説明するためのモデルを検討する。
カテゴリ 亜熱帯 くり

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