課題名 | 植物の突出器官形成機構の解明(127) |
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課題番号 | 121 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
分子遺伝・遺伝発現研 (果樹試) |
研究期間 | 継10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | (1)イネの剛毛■、及び剛毛■は1細胞からなること、及び剛毛■は表皮細胞の上に存在するが、剛毛■は表皮細胞の1層下の細胞の上に存在することを明らかにした。(2)有毛イネ(Taitung65,Nipponbare)、及び無毛イネ(94F3-72,RY2)にシロイヌナズナのトリコーム形成関与遺伝子GL1及びCAPRICEを35Sプロモーター下流に導入したトランスジェニックイネを作製した。その結果無毛イネが有毛になったものは見出されなかったが、有毛イネの毛が多毛になったもの、無毛になったもの等が当代で見出された。(3)59Gy照射、82.6Gy照射により線量依存的なアントシアニン含量の増加が見出された。更に照射により葉の表面(adaxial surface)で剛毛■の数の増加、及び剛毛■の形態異常が見いだされた。(4)F2イネの遺伝分析の結果、Sumitakara、Akenohoshi、アメリカの3品種(Bellemont, Leah, Lemont)の、3つの起源の異なる無毛性がgl-1と同じ遺伝子座にあることが明らかになった。 |
カテゴリ | 品種 |