| 課題名 | エリシター応答性イネ遺伝子プロモーターの機能解析(162) |
|---|---|
| 課題番号 | 160 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
| 研究分担 |
生物工学・糖鎖工学研 生物工学・(部長) |
| 研究期間 | 完9~(11) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | キチンオリゴマーエリシターに15分以内に応答して発現が誘導される遺伝子、EL3の上流域をグルクロニダーゼまたはルシフェラーゼ遺伝子をレポーター遺伝子として連結したプラスミドを作成し、エレクトロポレーション法によってイネプロトプラストに導入した。プロトプラストを種々の条件で培養し、これらのレポーター遺伝子産物の酵素活性を測定したが、エリシターによる有意な酵素活性の増大は認められなかった。この結果から、本遺伝子の発現調節を司る領域は上流域ではなく、転写される領域またはイントロンに存在する可能性が考えられた。エリシター応答性遺伝子、EL2、EL3プロモーターの植物体における活性を検討するため、まずエリシターの植物体への吸収、移行について解析した。切断葉の切り口から放射標識したキチン7量体を吸収させ、その葉身内移行を放射能を測定することによって推測した結果、用いた実験室条件ではキチン7量体は30分で約5cmずつ上部に移動することが明らかとなった。葉身における遺伝子発現を組織化学的に解析したところ、エリシター到達後30分で量遺伝子とも最大の発現量が観察された。これらの結果から、この2種類の遺伝子プロモーターはイネ植物体においてもキチンオリゴマーエリシター応答性を有しており、誘導性プロモーターとしての利用の可能性が示された。 |
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