光合成産物の転流機構の分子遺伝学的解明(191)

課題名 光合成産物の転流機構の分子遺伝学的解明(191)
課題番号 180
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 生理機能・物質変換研
研究期間 継10~12
年度 2000
摘要 転流特性の収量に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、千粒重(tg)及び登熟歩合(prg)に関与する遺伝子座の部位がカサラスの染色体に置き換わった日本晴の準同質系統を用いて、収量特性、光合成速度並びにショ糖リン酸合成酵素(SPS)、ショ糖トランスポーター(SUT)の発現様式を解析した。tg及びprgの出穂前蓄積量は、野生型に比べ有意に高かった。各準同質系統において、対象となる収量特性が向上し、最終的な収量も15%増加した。最大のソース器官である止葉の光合成、呼吸速度、老化速度及びSPS,SUTの発現量には差異が見られなかった。これらの結果は、tg並びにprgにおける千粒重、登熟歩合の増加は出穂前蓄積量の増加によることを示唆している。
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