| 課題名 | 菌類病抵抗性ブドウ及びトマトの作出(322) |
|---|---|
| 課題番号 | 293 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
| 研究分担 |
生物工学・遺伝設計研 (果樹試) (野茶試) |
| 研究期間 | 完9~10~(11) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 本課題では3研究室が共同で、イネから単離された溶菌酵素キチナーゼの遺伝子を、菌類病に対して有用な育種素材が少なく、組換えDNA技術による抵抗性の付与が多いに期待されるブドウやトマトに導入し、新たな菌類病抵抗性素材を作出することを目的とした。研究成果として以下のことが明らかになった。アグロバクテリウム法による形質転換操作で得られた再分化ブドウのサザン分析の結果、カナマイシン抵抗性形質転換体の9系統のうち7系統で、イネ・キチナーゼ遺伝子がゲノム中にインテグレートされていることが示され、NM-Chi-14, -19系統では、3コピーの遺伝子が検出された。ウエスタン分析では、6系統でキチナーゼタンパクが検出された。特に、うどんこ病に対して抵抗性を示したNM-Chi-19では、他の系統に比べてキチナーゼが強く発現していることが明らかとなった。これらの結果から、導入遺伝子のコピー数やキチナーゼタンパクの存在量と病害抵抗性が関連することが示唆された。また、黒とう病に対する抵抗性が増強された組換えブドウも得られた。キチナーゼ遺伝子導入トマトに関しては、組換え第三世代でイネ・キチナーゼ遺伝子を1遺伝子座位にホモで有する11系統を得た。接種検定の結果、これらの系統の中に灰色かび病抵抗性個体を見い出した。 |
| カテゴリ | 育種 うどんこ病 抵抗性 トマト 病害抵抗性 ぶどう |