課題名 |
オーキシンシグナル伝達経路阻害による植物生長制御機構の解明 |
課題番号 |
302 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
生物工学・分化制御研
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研究期間 |
新12~14 |
年度 |
2000 |
摘要 |
植物ホルモンは植物の生長を調節する重要な因子として作用し、ホルモン濃度を適切な水準に維持する機構も重要である。オーキシン系除草剤はこのホルモン濃度バランスを壊すことにより生育阻害を引き起こすと考えられている。オーキシン系除草剤に対して選択性を付与することは農業上有益であり、このためにはオーキシンの濃度維持機構やオーキシン作用におけるシグナル伝達機構の解明が必要となる。既に、オーキシン結合タンパク質への変異導入実験より、変異が植物のオーキシン感受性に影響を与えることを見いだしており、変異体解析からオーキシン作用における分子機構の解明を目指す。12年度は既報のオーキシン誘導遺伝子よりプローブ合成を行い、これらの遺伝子発現量がオーキシン結合タンパク質への変異により影響されるかについて調査する。13年度は新規の誘導遺伝子のクローニングを試む。14年度はこれらの遺伝子発現を遺伝子組換えにより変化させた時のオーキシン応答性について調査する。
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カテゴリ |
病害虫
育種
コスト
除草剤
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