周年生産技術体系の策定と評価(13)

課題名 周年生産技術体系の策定と評価(13)
課題番号 12
研究機関名 中国農業試験場
研究分担 総合研究・総研3
総合研究・総研1
畑地利用・野菜栽培研
畑地利用・施設栽培研
畑地利用・畑土壌研
地域基盤・気象資源研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 中山間地域の収量の低下が著しい夏期のホウレンソウ生産について、その生産向上を図ることを通じて周年生産技術体系を策定し、さらに営農モデルの策定、産地として安定的に周年生産を達成するための再編方策の提示を行う。対象地の京都府夜久野町では、作付場所の標高とホウレンソウ作付年数(4年以下、5年以上)によって夏期の単収が大きく異なっていたことから、この2指標によって生産農家を4類型に分類した。さらに、類型ごとに開発された生産向上技術の適用を検討した。その結果、類型ごとの夏期生産への提案は、「低標高・5年以上」類型は輪作物導入による生産縮小(一部簡易ハウスの導入)、「4年以下」類型は開発技術の採用とハウス新設による生産増加、「高標高・5年以上」類型は移植栽培導入などによる現状維持とした。出荷量と所得の減少が見込まれる「低標高・5年以上」類型について経営モデルを試算した結果、所得の減少は5~6%にとどまり、一方所得を維持するためにはハウス面積の2割相当の簡易ハウスの導入が必要であると試算された。産地としての夏期の出荷量を維持しようとするならば、「低標高・5年以上」類型の出荷量減少を補うため「4年以下」類型には出荷量増加が求められる。そこで、採用技術の増収率と新設ハウスの増棟面積の関係を検討し、既存生産者のハウス増棟や新規参入への働きかけの際に必要となる生産増加面積を具体的に示した。
カテゴリ 簡易ハウス 経営モデル 出荷調整 中山間地域 ほうれんそう 輪作

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