| 課題名 |
移植栽培による生産の安定化(96) |
| 課題番号 |
88 |
| 研究機関名 |
中国農業試験場
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| 研究分担 |
畑地利用・野菜栽培研
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| 研究期間 |
完7~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
高温期のホウレンソウ直播栽培では生育初期の土壌病害が問題となっているため、移植栽培法の導入によって生産の安定化を図った。現地で導入が有望視されている3種類の移植栽培法(連結ペーパーポット、セル成形苗、改良ソイルブロック)の特徴を比較検討した。定植期を7月中旬~9月上旬とした栽培試験において、直播区の苗立ち率は 7~44%であったのに対し、移植栽培では3方法とも苗立ち率が高く、60%以上となった。高温で経過した7、8月定植の作期では改良ソイルブロック区が他の移植栽培法に比べ安定して高収であった。連結ペーパーポット区では苗立ち率は高いものの株間が5~6cmに固定されているため、徒長株の発生によって可販株率が減少した。また、連結ペーパーポット法は育苗用土の適用範囲が広かったが、改良ソイルブロック法では育苗用土を比較的多量に要し、用土の種類によっては移植時の崩壊が問題となった。セル成形苗法は、安定的に高収量を得るには育苗時および移植後に綿密な管理を必要とした。5年間の試験結果から、移植栽培は立ち枯れ回避効果が完全ではなく作業性や資材にも改善の余地があるが、現地のように夏季に高温と連作障害のために直播による生産が壊滅的となっている産地において小規模生産農家の特徴を活かし、継続生産を維持する上で有力な対応策と判断された。方法としては対象現地の現状では改良ソイルブロック法が有望と考えられた。
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| カテゴリ |
育苗
栽培技術
直播栽培
ほうれんそう
連作障害
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