課題名 | 林地、野草地における褐毛和種と黒毛和種の放牧適性の比較(130) |
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課題番号 | 120 |
研究機関名 |
中国農業試験場 |
研究分担 |
畜産・(上席) 畜産・草地飼料研 畜産・業務 |
研究期間 | 完9~13(11) |
年度 | 2000 |
摘要 | 中国地域の中山間部では過疎化、高齢化とともに耕作放棄地が急速に拡大し、二次林で覆われているところも多い。拡大する放棄地は国土保全の面から、畜産的利用が期待されている。低灌木で覆われた二次林地の放牧利用を推進するため、和牛品種による放牧適性を比較した。放牧試験地はマツ枯れ跡地に成立した二次林地で、低雑灌木に覆われていた。100平方mの樹葉の総乾物重量は20kgであり、その92%は常緑広葉樹、8%は落葉広葉樹であった。入牧後、品種に関わらず放牧牛の体重は減少した。密生した低灌木が採食行動の障害となった。体重の減少は入牧時の体重の大小と関係があり、体重の大きいものほど体重の減少が大きい傾向があった。二次林地の放牧には小型の牛が有利であると考えられた。 |
カテゴリ | 遺伝資源 中山間地域 肉牛 品種 |