| 課題名 |
生殖過程における低温ストレス応答機構(228) |
| 課題番号 |
207 |
| 研究機関名 |
北海道農業試験場
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| 研究分担 |
地域基盤・越冬研
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| 研究期間 |
完9~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
イネの生殖器官において発生異常を誘発させる弱低温域に対する分子応答を調べるため、幼苗期と幼穂形成期のイネを用いて12℃で発現誘導される遺伝子を探索した。幼根組織からはClathrin assembly protein (AP19)、 低分子量GTP結合タンパク質(ERA及びARF1)等、小胞輸送に関与する遺伝子が多く取られたことから、12℃低温ストレスと小胞輸送系の密接な関係が示唆された。一方、四分子期葯組織からはMEK (MAPKK)が単離された。MAP kinaseカスケードが12℃低温シグナル伝達に関与する可能性を検討するため、イネで発現するMAP kinase遺伝子を3種類単離した。このうちOsMAP1はOsMEK1と同様な発現誘導パターンを示し、12℃低温特異的に発現誘導され、4℃低温によっては誘導されなかった。一方、転写因子Lip19を含むシグナル伝達系は4℃域特異的に活性化されることが示され、イネにおいては温度域の異なる少なくとも2つの低温シグナル伝達系があることが明らかとなった。
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| カテゴリ |
寒地
輸送
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