課題名 | ナシの自家不和合性遺伝子の解析(77) |
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課題番号 | 68 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
育種・ナシクリ研 |
研究期間 | 継8~10~(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | 自家和合性品種育成を効率的に進めるために育成したS4smホモ接合体系統である266-27の後代の和合性について年次変異を検討した。266-27を種子親とした3組合せのそれぞれ10個体を用い自家受粉を行った。その結果10年度同様1組合せで全個体が自家和合性を示したが、2組合せについてはそれぞれ5個体が不和合性と判定された。自家不和合性を含む2組合せの中で、一方は花粉親がS4遺伝子を有していることから後代の遺伝子型にS4S4smが出現し、これが自家不和合性を示すのではないかと考えられる。しかし他方は花粉親がS4遺伝子を有しておらず、自家不和合性個体出現の理由は不明である。12年度は供試個体数を増やして和合性、不和合性個体の出現頻度について確認すると共に、自家不和合性を示す組合せの花粉親とその後代のS遺伝子型について交雑試験やPCR法等で検討する。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 自家和合性品種 受粉 台木 品種 |