課題名 | カキウイルス病様症状の病原の単離・同定(195) |
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課題番号 | 189 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
カキブドウ・病害研 |
研究期間 | 継8~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | カキ品種‘刀根早生’に発生する「バッテン果」と呼ばれる果頂部に十字型の黒色え死を生ずる障害について、平成10年4月に‘富有’10年生樹6樹を供試し、その半数に果皮障害発生樹の穂木、残りの半数に正常樹の穂木を接ぎ木接種後、供試樹全てに正常樹の穂木を高接ぎして、これに結実する果実での障害の発生状況を調べた。高接ぎ樹は接ぎ木2年目で結実し、正常樹を接種した区では果皮障害の発生は認められなかったが、果皮障害発生樹を接種した区で認められ、本障害の接ぎ木伝染性が確認された。両区の樹の新芽を電顕観察した結果、接種区のみにひも状のウイルス粒子(800×11~12nm)が観察され、本症状がウイルス病である可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 かき 高接ぎ 接ぎ木 品種 防除 |