| 課題名 |
八重山諸島におけるコナガとその寄生性天敵の発生動態の解明(57) |
| 課題番号 |
57 |
| 研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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| 研究分担 |
沖縄・作物保護研
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| 研究期間 |
完10~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
キャベツを周年作付けした圃場の近くでは,圃場のキャベツの現存量にほぼ依存した数のコナガ成虫が性フェロモン粘着トラップで捕獲されたのに対し,キャベツ圃場から離れた場所では性フェロモン粘着トラップではコナガ成虫はほとんど捕獲されなかった。平成10年10月に台湾と与那国島の間を北上した台風10号の通過直後に,いずれの場所の性フェロモン粘着トラップでも多数のコナガ成虫が捕獲され,この台風通過後の強い西風によって台湾あるいは中国大陸からコナガ成虫が運ばれてきたと推察された。コナガの卵に対する寄生蜂として寄主範囲が広いことが知られているメアカタマゴバチが確認され,一時的には高頻度の寄生が認められたこともあったが,調査期間を通して概して寄生率は低かった。コナガの幼虫寄生蜂としてチビアシブトコバチとアマミハネマダラアシブトコバチも確認されたが,コナガサムライコマユバチが大半を占めた。しかしながら,調査期間を通してこれらの寄生率は概して低かった。以上から,亜熱帯島嶼におけるコナガの発生は,台風などの気象条件の影響を受け易く,自然発生する寄生性天敵による密度抑制をあまり期待できないと推察された。
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| カテゴリ |
病害虫
亜熱帯
あま
キャベツ
性フェロモン
防除
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