課題名 | 劣化林地の土壌特性(86) |
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課題番号 | 88 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
(森林総研) 林業 (タイ・カセサート大学) |
研究期間 | 単11 |
年度 | 2000 |
摘要 | タイ西部の熱帯季節林において、土壌生産性に関わる養分供給機構の解明のため、表層土壌における窒素および無機養分供給力を検討する。草地、天然林、二次林およびチーク林において、設置した土壌コアを回収した。無機化窒素の大部分は場所や植生に関わらず、そのほとんどが硝酸態窒素であることが確認された。タケの一斉枯死が土壌養分環境へ与える影響を検討した。枯死地における窒素無機化量は非枯死地より多くなっていた。この原因は無機化源となるリターが一時的に多量に林床に供給されたこと、また枯死のため林冠が疎開した結果、日射量が増加して地温が上昇したことから、有機物の分解が促進されたことが考えられた。 |
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