課題名 | マングローブ汽水域における底魚類の生態(88) |
---|---|
課題番号 | 91 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
水産・(主研) |
研究期間 | 継10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | マングローブがよく管理されているマレー半島マタン水域でオッタートロールを用いて水産資源の調査を行った。マタンでは魚類個体数,重量ともにハマギギ科と、ニベ科魚類が卓越した。ハマギギ科ではArius maculatusとA. venesusが,ニベ科ではJohnius weberiとJ. carounaが周年をとおして多かった。ハマギギ科2種が生活史を通して河川内下流部から河口を中心に棲息するのに対して,ニベ科2種は産卵期以外に汽水域を利用し,河口から沿岸部を中心に棲息していた。ハマギギ科2種,ニベ科2種の間でも分布の中心はずれていた。4種の主な餌料生物は,ハマギギ2種がエビ,カニ,多毛類,ニベ科2種が多毛類,二枚貝,アミであった。12年度は水産上の重要種について調査する。 |
カテゴリ | 管理技術 |