分子生物学的手法による米の品質評価及び品質改善(103)

課題名 分子生物学的手法による米の品質評価及び品質改善(103)
課題番号 106
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 生産利用
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 品種の差異の原因であるDNAの構造の差異をとらえる方法を精米に適用するため、精米からのDNAの抽出法として、塩化ベンジルを使用した方法・機械的衝撃を利用する方法と結合水を利用する方法を開発した。結合水を利用する方法は簡易・迅速であるため、開発途上地域でも容易に適用可能と考えられる。抽出したDNAは、マイクロサテライト分析に供した。30組のプライマーセットから、東北タイ産カオドマリ105の混米判別に適当なプライマーセットRM17を見出し、精米1粒から抽出したDNAを分析することにより、混米の判別が可能となった。本判別にかかるコストは1サンプルあたり300円ほどであり、実質的なコストの面からは、まだ開発途上地域向けとは言い難いが、米の輸出入などの大口の取引に関しては、低コストな検査法と考えられる。
カテゴリ 加工 コスト 低コスト 品質保持 品種 輸出

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