課題名 | 炭疽病菌における病原性分化系統の識別方法の確立(41) |
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課題番号 | 29 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
環境生物・特性分類研 |
研究期間 | 継10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 病原性の違いに関係する遺伝的な違いを検出するために、10年度に技術の有効性を確認したrDNA-ITS領域のPCR-RFLP法について、適用菌種の範囲を拡張した。7種の炭疽病菌は2種の制限酵素(Alu IとHapII)を組み合わせることで、菌種の識別が可能となった。そのうちC. higginsianum(アブラナ科系統)、C.orbiculare(ウリ科系統)、C.caudatum(イネ科系統)の3種では病原性の違いを識別できた。また、病原性の違いの原因となる遺伝子を得るために、REMI法を用いてコマツナ炭疽病菌から無作為変異体を631株作出した。このうち42株は病原性変異体で、接種試験により病原性の低下あるいは喪失を確認した。 |
カテゴリ | あぶらな こまつな 炭疽病 |