| 課題名 | 土壌微生物の群集構造と生残様式の解明(67) |
|---|---|
| 課題番号 | 59 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
環境生物・土微生態研 (石川県農総研センタ) |
| 研究期間 | 完7~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 土壌中の糸状菌の菌糸形状変化を菌糸の分枝パターン(分岐点のフラクタル次元数)として捉えことが可能であることを示した。その結果、土壌から回収した菌糸断片が分岐点を含んでいる確率から土壌中での分岐パターンを推定することが可能になった。この手法を用いることにより、土壌中の菌糸形状変化は、無菌土壌に比べて他の多様な微生物共存下で著しいことを示した。石川県と岐阜県における連作障害土壌を土壌被服培養法を用いて調査した結果、連作障害発生程度が低く土壌細菌群種の多様性の高い土壌中ほど白紋羽病菌の伸長を阻止することを示した。土壌から遠心分離した細菌画分を用いた場合、希釈することにより急激に阻止率が低下する場合が観察され、群集の抑止力には多様性と同様、生菌数においても閾値が存在することが示唆された。これらの結果から、細菌群集の多様性と菌数の阻止率に対する影響に相乗性が考えられたため、群集の平均クラスター距離と生菌数の積と阻止率との関係を検討した結果、多様性のみよりも高い相関が見られた。以上のことから、新たに導入もしくは侵入した糸状菌は、より多様で、多くの細菌群集中でより生残するためにコストを要すると考えられた。 |
| カテゴリ | コスト 連作障害 |