課題名 | 根圏土壌環境の化学的特性の解明(102) |
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課題番号 | 90 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
環境資源・土壌生化研 |
研究期間 | 継6~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | フィリピンのUltisol(Tanay)土壌地帯は肥沃度が低く、農業開発が遅れている。そこで導入可能なマメ科作物を検討するため、無肥料で10種類のマメ科作物を栽培した。対照には、堆肥、リン酸、カリウムを施用した区も設けた。2カ月の栽培の結果、無肥料区においてラッカセイの生育が最も優れていた。ササゲはラッカセイの生育(乾物重)の半分以下であり、その他のマメ科作物(ダイズ、リョクトウ、Bush sitau、String bean)などはラッカセイの20%にすぎなかった。Tanay土壌の蓄積リン酸の形態は鉄型の難溶性リン酸であり、ラッカセイがこのTanay土壌で旺盛な生育を示すのは、難溶性の鉄型リン酸を溶解する能力に優れていることによる。 |
カテゴリ | 肥料 ささげ 大豆 土壌環境 らっかせい |