陸域生態系におけるCH4、N2O等のインベントリーシステム構築の手法の高度化(176)

課題名 陸域生態系におけるCH4、N2O等のインベントリーシステム構築の手法の高度化(176)
課題番号 158
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境管理・影響調査研
研究期間 継11~13
年度 2000
摘要 陸域生態系における温室効果ガスの発生・吸収に関するインベントリー手法の高度化に関する研究を行うため、日本の陸域生態系における温室効果ガスの発生・吸収量の評価資料を収集し解析した。日本全域で調査された水田からのメタン(CH4)と畑地からの亜酸化窒素(N2O)以外の発生源からの発生・吸収量は、実測データが数例以下なので、それらの推定精度は非常に不十分であった。CH4については、水田と家畜の腸内発酵による年間発生量が大きかったが、一方、森林土壌によるCH4吸収量の絶対値は前述の発生量の最大33%と推定された。N2Oについては、家畜ふん尿の処理過程と畑地からの発生量が多いと推定された。また、森林土壌から発生するN2Oは、大気からの窒素化合物の沈着の影響が推測された。今後、森林土壌からのCH4吸収とN2O発生に関する全国規模の調査が必要である。さらに、農耕地に投入された窒素による非農耕地でのN2Oの発生量も多いと推測され、今後その測定手法を開発する必要がある。
カテゴリ 水田

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