ランドスケープ・パターン解析による農林地の環境保全機能評価手法の開発(237)

課題名 ランドスケープ・パターン解析による農林地の環境保全機能評価手法の開発(237)
課題番号 226
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境管理・農村景域研
研究期間 完9~(11)~11
年度 2000
摘要 農村地域が全体として有する環境保全機能を、環境要素の面的広がり(ランドスケープパターン)に基づいて適切かつ総合的に評価するための基礎的な空間単位をランドスケープパターンの解析、類型化によって解明し、環境保全機能の総合的評価手法を開発した。本研究では環境保全機能として国土保全機能(水かん養、土砂崩壊防止、土壌侵食防止、大気浄化)、景観保全機能(広がり感、自然感)、生物相保全機能を取り上げ、既往の評価手法、ならびに新規に考案した手法によって個別機能の評価を行った。埼玉県都幾川流域をモデル地域として、環境因子に関するメッシュ・データベースと水系次数に基づいたマルチスケール空間区分手法により0次から5次の流域区分と農業集落域を比較した結果、景観保全機能は4次流域程度の高次スケールが、国土保全機能は2次流域以下の低次スケールが評価に適していた。高次の空間単位は低次の単位の統合により求められることから、環境保全機能の総合的評価には2次流域以下の低次スケールが適していると指摘できた。集落域は、0~1次流域に相当し、特に山地が優占する場合は低次流域と領域の重複度が高いことから、環境保全機能評価に有効と言えた。また、取り上げた7種類の機能をそれぞれ標準化後に加算にすることによって環境保全機能の総合的評価を試みた結果、様々な土地利用変化が著しい丘陵地で評価が低いことが明らかとなった。
カテゴリ 管理技術 データベース 評価法

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