牛の寄生虫感染症に対するサイトカインによる予防技術の開発(158)

課題名 牛の寄生虫感染症に対するサイトカインによる予防技術の開発(158)
課題番号 177
研究機関名 家畜衛生試験場
研究分担 総合診断・放牧病研
研究期間 完9~14(11)
年度 2000
摘要 小腸内における線虫寄生へのインターフェロン(IFN)γの影響を解明するため、乳頭糞線虫感染牛に組換え牛IFNγ、あるいは対照液を感染後0~15日に連日腹腔内投与した。感染最盛期あるいは終息期に小腸内寄生数、小腸粘膜の肥満細胞数及び好酸球数を測定した。その結果、感染最盛期の小腸内寄生数はIFNγ群が対照群に比べ大きく、特に未成熟虫がより多く回収された。感染終息期の小腸内寄生数、感染最盛期及び終息期の小腸粘膜の免疫細胞数に群間で差はみられなかった。IFNγ群では感染した幼虫の生存率あるいは小腸への移行率が向上するために感染最盛期の寄生数が増加すると考えられた。IFNγに対して相反作用のあるサイトカインの投与により線虫寄生が抑制される可能性が示唆された。
カテゴリ 病害虫 環境制御 治療法 防除 薬剤 予防技術

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