課題名 | 形質転換ヤギ作出技術の高度化(87) |
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課題番号 | 77 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
繁殖・発生分化研 繁殖・生殖工学研 |
研究期間 | 継10~14 |
年度 | 2000 |
摘要 | 2頭の雄ヤギ(5ヶ月齢)から下垂体を摘出して前葉部分のみを切り出し、コラゲナーゼ・ディスパーゼで細胞を分散した。その結果、8.25X106個のヤギ下垂体前葉(cAP)細胞が得られた。これを大量増殖させた後、凍結保存するとともに、一部を用いてGH分泌の有無及び各種選択薬剤に対する感受性を調べた。その結果、cAP細胞はGHを生産していることが確認され、選択薬剤に対する感受性を検討したところ、G418では2mg/ml、ピューロマイシンでは1μg/ml濃度で選択が可能であることが判明した。cAP細胞及びヤギ胎子線維芽(cEF)細胞に対して、液量25μl(細胞数5X105個)の微量電気穿孔法によりリボザイム(RZ3)遺伝子ベクターを導入し、遺伝子導入後48時間目から培地に1μg/mlとなるようにピューロマイシンを添加して選択培養を行い、遺伝子導入クローンを分離した。cAP細胞とcEF細胞のいずれの場合も、出現したコロニーはすべてGFPを発現しており、RZ3遺伝子の導入効率は約2.5X10-4であった。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 山羊 薬剤 |