| 課題名 |
胚幹細胞の成立機構の解明(92) |
| 課題番号 |
80 |
| 研究機関名 |
畜産試験場
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| 研究分担 |
繁殖・発生分化研
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| 研究期間 |
継10~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
これまでに蓄積された変異マウス等を発生分化や組織・臓器再生機構解明等の研究に利用する場合、その研究素材として、それらの変異マウスに由来するES細胞は極めて有用である。そこで、これまで開発してきた胚幹細胞等の分離・増殖技術と培養系の基盤に立って、近交系マウスC57BL/6、異種由来ミトコンドリア置換コンジェニックマウスC57BL/6-mtSPRおよび肥満疾患モデルマウスC57BL/6-db/dbの3週齢雌に過剰排卵処理を行い、同系の雄と交配後3.5日目に胚盤胞を回収した。また、肥満疾患モデルマウスC57BL/6-ob/obでは、ホモ個体同士の交配により受精卵を採取することが出来ないため、体外受精由来胚盤胞を作製した。各胚盤胞は、フィーダー細胞層上で無血清ES培地を用いて培養してES細胞株を分離した。得られたES細胞はICRとBALB/c系マウス由来の8細胞期胚及び胚盤胞に注入してキメラ形成能を調べた。実験の結果、供試したいずれの系統のマウス胚盤胞からもES細胞株を樹立することができた。これらの樹立率は20%前後であり、従来の血清培養の場合(10%以下)と比較して改善された。また、C57BL/6-ob/obマウスの場合のように体外受精由来の胚からもES細胞を樹立することができた。また、得られたES細胞のキメラ形成能が確認された。
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| カテゴリ |
繁殖性改善
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