課題名 | 烏骨鶏における特性成分の解明(146) |
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課題番号 | 131 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
加工・食肉特性研 |
研究期間 | 完7~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | 本研究は烏骨鶏に見られる異常な色素沈着の機構を解明することを目的とした。神経堤細胞の培養系を用い、色素細胞の発生に関する烏骨鶏の特徴について検討を行った。Endothelin-3存在下では神経管からの色素細胞の発生が活性化されたものの、烏骨鶏では白色レグホーンに比べ、その発生が有意に遅く、出現数が有意に少なかった。また、神経堤細胞のみの培養系を用いた詳細な検討により、基底膜成分に対する烏骨鶏の神経堤細胞の定着能が著しく低いことを明らかにした。さらに、Endothelin-3存在下でも定着能の不全は回避されず分化も起こらない結果を得、烏骨鶏の神経堤細胞ではEndothelin-3反応性や分化能が低いことを明らかにした。本成果は色素細胞の発生機構の解明に寄与するものである。 |
カテゴリ | 鶏 評価法 |