課題名 | 乳酸菌グルタミン酸脱炭酸酵素の機能(164) |
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課題番号 | 144 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
加工・微生利用研 加工・微生利用研 |
研究期間 | 完9~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | チーズスターター菌であるLactococcus lactisは二つの亜種、L. lactis subsp.lactisとL. lactis subsp.cremorisに分類されている。L.lactisのグルタミン酸脱炭酸酵素は低pH環境における活性維持機構としてく。L.lactis GADの酵素化学的性質は典型的な細菌GADの性質を示した。L. lactis subsp.lactisはGAD活性を示し反応生成物であるGABAを生成するが、L. lactis subsp.cremorisは活性をまったく示さずGABAも生成しない。両亜種のGAD遺伝子(gadB)の塩基配列を決定した。L. lactis subsp.cremorisのgadBはフレームシフト変異によって不活性なタンパク質をコードしていた。また低pHによる転写誘導も認められなかった。GAD活性またはGABA生成を測定するか、あるいは変異部位を利用したPCRによって、L.lactisの亜種を判別する手法を開発した。 |
カテゴリ |