| 課題名 |
鱗翅目昆虫幼虫における味覚情報の受容・伝達機構の解明(54) |
| 課題番号 |
48 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所
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| 研究分担 |
生体情報・神経生理研
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| 研究期間 |
完8~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
鱗翅目昆虫幼虫の小腮と上咽頭に存在する3対の味覚感覚子についてその摂食行動に及ぼす役割を調べ、味覚情報の受容・伝達機構を明らかにすることを目的に、主に電気生理学的手法を用いた味覚応答の解析、さらに行動学的、形態学的手法を用いた研究を行った。タバコスズメガの苦味受容細胞の応答及び感覚子の切除による摂食阻害行動を調べたところ、各感覚子に存在する苦味受容細胞の性質に対応して1対でも存在すれば摂食量に有意な減少が見られたため、各細胞が受容・伝達する情報は摂食阻害行動を起こすのに十分な役割を持つことがわかった。カイコNps系統の摂食行動の記録から、苦味物質の摂食阻害作用は、正常個体に比較してNps個体は極端に低く現れた。しかし、味覚細胞の濃度応答曲線はNps個体と正常個体の間に違いが認められなかったことから、Nps個体は苦味受容細胞の情報の中枢における伝達・処理過程において何らかの異常を持つ可能性を示した。一方、味覚情報の伝達経路となる軸索形態には大きな差異はなかった。このほか、テンサンの3対の味覚感覚子の軸索投射経路、テンサンのイノシトール受容細胞の応答様式、カイコの各味覚細胞の応答のカルシウム塩による抑制について調べ、その性質が明らかになった。各味覚細胞における物質の受容機構の詳細については今後さらに追究する必要があり、新規課題において対応する。
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| カテゴリ |
カイコ
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