昆虫媒介微生物の探索と特性評価(99)

課題名 昆虫媒介微生物の探索と特性評価(99)
課題番号 91
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生体情報・共生媒介研
生体情報・(上席)
研究期間 完5~11
年度 2000
摘要 昆虫に媒介されて植物等で生存・増殖を繰り返す微生物の実態については不明な点が多く、生物産業への有効利用についてもほとんど検討されていなかった。本課題において、多種類の昆虫、植物から分離した数百種の細菌について、とくに、病害虫の生物防除に利用可能な特性について検討を行った。その結果、昆虫の腸内に定着能を有する氷核活性細菌エルビニア・アナナスおよび氷核活性遺伝子導入エンテロバクターが害虫を凍結死させることを明らかにし、新規な微生物農薬資材を開発した。また、エルビニア・アナナスの氷核活性遺伝子の構造を解析し、中央の主要ドメインに、菌株間に多くの変異があることを初めて明らかにした。一方、微生物界で最高のエチレン生産能力をもつ2種の細菌を発見し、エチレンのバイオ生産の可能性を示した。さらに、イネいもち病菌に抗菌性を示す細菌も多数分離同定し、有望な生物防除資材を発見した。これらの成果の一部はさら実用化を目指し、新規経常課題に受け渡し、発展させる予定である。
カテゴリ 病害虫 アナナス いもち病 害虫 農薬 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる