| 課題名 |
ウワバ類の飼育法の改良と有用産生物の探索及びその解明(107) |
| 課題番号 |
96 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所
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| 研究分担 |
機能開発・プロセス研
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| 研究期間 |
完9~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
ヤガ科(NOCTUIDAE)の中でもキンウワバ亜科(PLUSIINAE)はきわめてよくまとまった一群を形成しており、類縁関係の解析に用いる実験材料として有用であると考えられている。本研究ではウワバ類の交尾行動とウワバ類の産生する有用物質について検討した。得られた結果は次の通りである。(1)既存の飼料の成分を改良することによって、室内でウワバ蛾昆虫を飼育することができる人工飼料の作成に成功した。(2)成虫の餌は黒砂糖が最適で、水を与えたものは産卵しなかった。(3)室内での交尾実験から、交尾時刻のピークは暗期に3点認められ、羽化一日目では交尾を行われなかった。(4)雌が放出する性フェロモンの主成分はZ7-12Ac(Z-7ドデセニルアセテート)、微量成分はZ5-10Ac(Z-5デセニルアセテート)であり、その割合は100:1であった。(5)終齢幼虫の産する繊維は1.5~2.0μmの太さで、カイコのものの約10分の1であった。またカイコの絹糸に比べ、セリシン様物質の延伸が多く観察された。ウワバの繭はカイコの繭より薄いにもかかわらず、保湿性など興味深い特質を備えていると考えられた。
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| カテゴリ |
カイコ
機能性成分
性フェロモン
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