天然生産物からの有用色素の抽出と精製(138)

課題名 天然生産物からの有用色素の抽出と精製(138)
課題番号 129
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 機能開発・プロセス研
研究期間 完7~11
年度 2000
摘要 天然生産物の色素抽出と染色への利用を目的として、微生物由来青紫色素の耐光性を改善する処理法、青紫染色物にチオ尿素をコ-テングする加工法、限性品種「黄白」の雌繭の黄色を濃く残せる精練法、桑実色素の抽出と染色への利用、野蚕繭の精練、染色性及び構造解明について研究した。得られた成果は次の通りである。(1)青紫染色物をチオ尿素溶液で処理すると、光退色が著しく抑制され、耐光性が向上することを見出した。(2)細菌培養されたタンパク分解酵素と炭酸水素ナトリウムと陰イオン活性剤を含む混合溶液中で黄繭糸を精練し、かつ練減率を20-22%となるように処理する繭糸の黄味を濃く残せる精練方法を確立した。(3)桑実色素は60-65℃の浴中で、60分間程度行う処理を2-3回反複する抽出方法が濃度、純度の点から優れていると推定された。抽出液のpHは4.0-4.5で、色調はpH、染色温度によって著しく変わること及び染色物の日光堅牢度は1級であった。(4)アナフェサン、クリキュラ、アタカスの野蚕繭の精練は、炭酸ナトリウムを用いたアルカリ精練すると、繭糸質を損なうことが少なく、かつそれぞれの繭糸特長を有したガラ紡績糸をつくることができた。なおアナフェサン紡績糸は弾力性があり、染色性はエリサンがもっとも高く、次いでクリキュラ、アナフェ、家蚕糸で、最も悪かったのはアタカスであった。
カテゴリ 加工 くり 品種

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