捕食性天敵の人工飼料の開発(146)

課題名 捕食性天敵の人工飼料の開発(146)
課題番号 140
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生産技術・人工飼料研
〔委託:玉川大学〕
研究期間 完5~11
年度 2000
摘要 捕食性天敵の栄養要求性、基礎飼料、増殖システムおよび採卵法について検討を行い、次のような結果を得た。同じアブラムシを捕食するテントウムシ間でも種により栄養要求性が異なることを明かにした。クサカゲロウでは無機塩が重要であることを明らかにした。アブラムシ捕食性昆虫の幼虫期の基礎飼料としてミツバチ雄蜂児粉末、酵母自己分解物、ショ糖の混合物を開発した。この飼料は、6属8種のテントウムシ、5属12種のクサカゲロウの幼虫の生育に有効である。しかし、その有効性は種によって異なり、種によってはさらなる検討が必要である。防腐剤としてはテントウムシにおいてはメチルパラベンは有害で、防腐効果は多少落ちるが、ソルビン酸ナトリウムが最適であることがわかった。1日2時間の作業行程で週3000匹程度の生産が可能なナミテントウの大量増殖システムを開発した。同システムでクサカゲロウを増殖したところ共食いが激しく羽化率は数パーセントにとどまり、クサカゲロウではこの方法は適さない。ナミテントウとクサカゲロウはともに成虫の冷蔵保存が可能であり、生産時期外の省力化につながる。採卵に関しては、ヤマトクサカゲロウでは同一容器内に雌雄各25匹を入れておくと、隔日に数百の採卵が一ヶ月以上可能であった。一方、ナミテントウは集団で飼育すると明らかに産卵が押さえられ、その要因は排泄物にあることが分かった。
カテゴリ 省力化 ミツバチ

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