環境ストレスに対する桑の生育反応及び生体防御機構の解明-養分及びpHストレスに対する桑の生育反応の解明-(165)

課題名 環境ストレスに対する桑の生育反応及び生体防御機構の解明-養分及びpHストレスに対する桑の生育反応の解明-(165)
課題番号 156
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生産技術・桑栽培研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 養分及びpHストレスに対する桑の生育反応とそのストレスにおける桑葉でのファイトアレキシンの誘導を明らかにするためポット試験で実施した。養分ストレスでは桑品種「しんいちのせ」ほか2品種を供試し、窒素レベルで10a当たり換算5,15kg、22.5kg、30kg、50kg(2年目は60kg)を施した区で桑樹器官別の生育量を調査した。その結果、各供試品種とも枝条伸長及び開葉数は5kg及び15kg施用区において発芽後50~80日程度で停止し、その後一部落葉現象がみられた。しかし、22.5kg以上ではこのような現象はみられなかった。器官別の乾物生産量は葉及び枝では50kgまでは施肥量が多くなるにしたがって増加したが、60kgでは30kgとほぼ同等であった。また、株、根では30kgで最大を示し、50kg以上では同等かやや少ない傾向にあった。桑葉でのファイトアレキシンの誘導では、5kg、15kg、22.5kgの施肥量で多くなる傾向がみられた。次にpHストレスではpHを4.5,6.5及び8.5を目標に調整し、器官別の生産量及びファイトアレキシンの誘導を調査した。その結果、枝条伸長、開葉数及び器官別の乾物生産量はpH6.5が一番良好で多く、次いでpH4.5、そしてpH8.5の順であった。ファイトアレキシンの誘導ではpH6.5が多かった。以上、得られた成果は刊行物で公表する。
カテゴリ 栽培技術 新品種 施肥 品種

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