昆虫寄生性微生物による感染・発病要因の解明と制御(196)

課題名 昆虫寄生性微生物による感染・発病要因の解明と制御(196)
課題番号 187
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生産技術・蚕病害研
研究期間 完7~11
年度 2000
摘要 有用昆虫における病原微生物の感染防除技術や病原微生物の利用による害虫密度の制御技術の確立に向けて試験し、つぎの結果を得た。13種の鱗羽目昆虫にカイコ由来の微胞子虫N.bおよびサクサン由来の微胞子虫N.sp.胞子を経口接種したところ、N.bはマイマイガとモンシロドクガで、N.sp.はカイコで感染が認められず、両微胞子虫に対して感受性が高い昆虫はアワヨウトウであることが明らかとなった。また、1996年日本への侵入昆虫として発見されたオオモンシロチョウ幼虫に寄生した二次寄生蜂から微胞子虫が検出された。本微胞子虫を同定したところカイコ由来の微胞子虫M11と同様の系統であることが判明した。さらに、モンシロチョウ卵巣由来の培養細胞株を樹立するとともに、ホルマリンに替わる消毒剤の検索を行い、電解イオン水、ペルオキソ硫酸水素カリウム製剤の有効性を明らかにした。これらの成果の一部は「新技術地域実用化研究推進事業」研究(平成9~11年)で活用された。微生物と宿主、環境との関わり、安全で効率的な病原微生物の制御法等ついては新規課題の中でさらに検討する。
カテゴリ 病害虫 あわ カイコ 害虫 防除

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